2021/03/31 00:42
新作のバッグに使用する、タラブコのアワイヨについてのお話です😊
タラブコとは、スクレにある村の名前ですが、ヤンパラエス地方に住まうケチュア系ヤンパラ族に伝わる、各村のアワイヨの総称を指します🇧🇴
ヤンパラエス地方は文化が優れていることから、Cultura Yampara(文化のヤンパラ)と呼ばれます。
ヤンパラエスの村々は、年に一度タラブコ村に集結します🌈
男性はハルカ※やポンチョを羽織り、女性はアクスというアワイヨを肩にかけて。
これがタラブコのカーニバルです🌸
※ハルカとはハルカ地方の織物ですが独特な形の羽織に使われることからその羽織自体をハルカと呼ぶようになったそう。
ハルカ織は赤と黒の色合いと、村に伝わる神話や迷信に登場する空想上の生き物が特徴です❤️🖤
当ブランドの新しいバッグにもタラブコのアワイヨをルーツとする柄を使用しています🌈
スクエアの中に描かれた鳥や魚、馬などの生き物が特徴で、それらは古来から神様として信仰されていたようです🦜
海も湖もないヤンパラエス地方でなぜ魚が描かれたのでしょうか?🐟
数千年前は海があったのでしょうか?🌊
見たことのない生き物たちは実在したのでしょうか?
植民地時代、先住民はそれまでの文化を全て忘れ去るよう強要されましたが、歴史をなんとか伝えようとアワイヨの色柄に意味を込めて紡いできました✨
一つ一つの絵を見ていると、なんだか絵巻のような、本を読んでいるように感じませんか?
アワイヨはレコンキスタ以前、4,000年の歴史を紐解く鍵でもあるのです🗝
本物のタラブコのアワイヨは後継者が少なく模様も複雑でボリビア各地のアワイヨの中で最も高価です🌈
写真で紹介しているアワイヨは、スクレの織物博物館でご覧になれます✨
もちろん本物にハサミを入れてバッグを作ることは、どんなに高値で売れようとも、ボリビア人としてできません😢
当ブランドは普段使いに適した機械織りのアワイヨを使用していますが、その柄に込められた思いを、ぜひ皆様に知っていただきたいと思い筆を取りました🖌
アワイヨのルーツや背景を知ると、胸がワクワクしてきませんか?
かつてアワイヨのコレクターをしていたデザイナーのセノビア💃
引き続きボリビア人の語る本物の情報を、皆様にわかりやすくお届けできたらと思います🇧🇴